おにいちゃんが絵をかいていると、よしみは、いつも「わたしも絵の具でかきたい」とだだをこねます。すると、おにいさんは、「だめだめ」。 ある日、よしみが、絵の具をつかんではなさないので、おにいちゃんはしかたなく、貸してくれました。よしみは喜んで絵の具を使うのですがうまくかけません。すると、どこからかへびがやってきて、絵の具をくわえて森の中へ。よしみがあわてておいかけていくと、森の中は、りすやからすやねずみが、絵を描いていました。さらさら、ごしごし、ぱたぱた、よしみは、あちこちから集まってきた動物たちといっしょに夢中で絵をかき始めます。さて、よしみの絵は、どんな絵になったのでしょう。 ちょっぴり背伸びしたい少女の気持ち、空想の中で遊びながら、絵をかく楽しさなどに、心に静かに響いてくるファンタジー絵本。『こんとあき』『おふろだいすき』などでおなじみの林 明子さんが優しいタッチで描いてくださっています。この作品は、1993年4月号の「こどものとも」として、刊行されましたが、読者の皆様のリクエストが最も多く、この度ハードカバー化されます。どうぞ、お楽しみに!