主人公のルフランは、引越の途中。うみべのまちをめざし、おうちがゆっくりはしります。 ルフランは、みちの途中で王冠を見つけます。おおきなおとしものは、だれのかな? 持ち主をさがそうと思ったルフランは、森のみちを走ります。すると、スーっとすいこまれてしまい…… 森の中で、ルフランはケナゲナと出会います。そしてふたりはたのしい時間を過ごします。 そして森をぬけると、そこにはしずかな大草原がひろがっていました。そしてその先には。 王冠のおかえしに、ケナゲナがくれたもの。ルフランルフランは、きょうもゆっくりすすみます。 ルフラン ルフラン ケナゲナ ルフラン。 やさしさあふれる円還のストーリーと、コラージュも多用した大迫力のたのしい絵。 読む人をたのしくしあわせにしてくれる、[荒井良二ワールド]がいっぱいにひろがる絵本です。
荒井 良二(あらいりょうじ)
1956年山形県生まれ 日本大学芸術学部芸術学科卒業。
イラストレーションでは1986年玄光社主催の第4回チョイスに入選。1990年に処女作「MELODY」を発表し、絵本を作り始める。1991年に、世界的な絵本の新人賞である「キーツ賞」に『ユックリとジョジョニ』を日本代表として出展。1997年に『うそつきのつき』で第46回小学館児童出版文化賞を受賞、1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞、『森の絵本』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。90年代を代表する絵本作家といわれる。そのほか 絵本の作品に『はじまりはじまり』(ブロンズ新社)『スースーとネルネル』(偕成社)『そのつもり』(講談社)『ルフランルフラン』(プチグラパブリッシング)などがある。2005年には、スウェーデンの児童少年文学賞である「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を、2006年に「スキマの国のポルタ」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。